特徴と応用例
a.自己潤滑性
テフロン粒子がめっき皮膜中に含有されているため、かじり・焼き付け防止に大きな効果を発揮します。
b.非粘着・離型性
非粘着性や離型性を有するため、離型剤を用いること無く離型効果が維持できます。 これらの特性によって、シリコン樹脂成型用などの各種金型の離型効果、印刷機や コピー機のトナー固着防止などに役立ちます。
低摩耗
耐摩耗性は一般の無電解ニッケルめっきより優れています。 また、摩擦係数は、静摩擦係数が0.1、 動摩擦係数が0.08〜0.10です。 省エネルギー対策には大きな効果が期待され、マイクロマシンなどの摺動部への応用がされ始めています。
耐摩耗性、耐損傷性、機械的強度
樹脂やテフロンコーティングに比べ遥かに、傷付きにくく剥がれません。 また、めっき後に熱処理することにより、皮膜の硬度を上げることが可能です。
耐食性
一般の無電解ニッケルめっき皮膜と同等に優れています。 400〜500Hvの硬度まで向上することができます。
密着性
密着性は、一般の無電解ニッケルめっき皮膜と同等に優れています。 鉄、ステンレス、銅、アルミニウムなど種々の素材に処理ができます。
皮膜厚みの均一性
無電解ニッケルをベースに用いているために、無電解ニッケルの特徴である 皮膜の均一性が得られます。被めっき物の形状の如何を問わず、穴やパイプの中、 溝やエッジなどにも均一で正確な膜厚をコントロール出来ます。
電導性、静電防止効果
ベース(マトリックス)が金属のためアースが取れ、静電気やホコリを嫌う 半導体部品等に使用出来ます。また、印刷機やコピー機のトナー固着防止などに役立ちます。
熱伝導性
金属ベースのため熱伝導性に優れています。ヒートロール、ヒートブロックなど。
また、温度が200〜250℃の時、 離型性や滑り性が著しく向上します。
はっ水性、発油性
接触角は、テフロンとほぼ同内容です。析出状態で105゜、 熱処理後で110゜程度有ります。
磁気特性
析出時で非磁性です。
密度と結晶構造
析出状態で6.6g/cm3を有し、非晶質の構造です。
|