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今回提案する「環境対策型クロムめっき」は、従来型クロムめっきと同等の皮膜特性を持ち、更に地球環境に配慮した、新しい「クロムめっき」です。
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<その背景>
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世界中で地球環境汚染が深刻になり、物作りにおいても品質の良い物を安く・早く提供することに加え、「いかに環境に優しいか」が求められています。日本でもPRTR法が施行、環境省は生態系に配慮した、化学物質規制の検討に乗り出すなど環境対策に取り組んでおります。
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企業では「グリーン調達」の実施、ISO14000の取得など、各社とも環境に配慮した製品作りを積極的に推進しております。また大手各社が「グリーン調達」を行うことで、環境配慮型製品の普及を後押しし、部品メーカーに対して環境対策を促す効果も期待されています。
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<めっき業界では>
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めっき業界は、有害化学物質を多く使用しています。なかでも鉛・クロム・トリクロロエチレンなどは発ガン性、地下汚染などの問題から厳しく規制をされています。
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特にクロムめっきは耐食性が良く、変色しにくいことから、自動車・電気器具・日用品・雑貨など、装飾用仕上げめっきとして多く用いられています。また、クロムめっきは硬度750Hv以上が得られ、耐摩耗性、耐潤滑性などの特性から、工業用硬質クロムとして自動車部品・機械部品・金型・工具などに利用されています。しかし、従来のクロムめっきは、有害物質である6価クロムを多量に使用していました。
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今回、ヒキフネが提案する「環境対策型クロムめっき」は、
有害物質である6価クロムを使用していません。
6価クロムの代わりに3価クロムを使用し、クロムめっきを施します。
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<「従来型クロムめっき」と「環境対策型クロムめっき」の比較>
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従来型(6価)クロムめっき |
環境対策型(3価)クロムめっき |
| 主成分
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6価クロム
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3価クロム
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| クロム酸濃度(g/L)
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75〜150
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5〜10
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| めっき膜厚(μm)
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0.1〜0.3
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0.1〜0.3
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| 皮膜構造
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ノンマイクロポーラス
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マイクロポーラス
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| 色調
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青白い金属色
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白色金属色
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| 安全性(人体)
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危険(発ガン性あり)
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安全
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| 腐食性
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皮膚・設備の腐食が激しい
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殆ど腐食性なし
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| ガス・ミスト
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6価の有害ガスが多量発生
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ガスの発生なし
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| 作業環境
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著しく悪い
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良好
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| めっきコスト
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安価
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やや高い
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| その他
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地下汚染の危険性あり
水洗水を多く使用
廃液処理に多量の薬品が必要
スラッジが多く発生する
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地下汚染の危険性なし
水洗水が少ない
(クロム酸濃度が低い為)
薬品が少量で済む
(還元処理が不要の為)
スラッジが少ない
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<環境対策クロムめっきの使用例>
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・ 自動車の内装部品(トヨタ、ホンダ、三菱)
・ オートバイ、自転車部品(ヤマハ)
・ 水洗金具(TOTO)
・ カメラ部品(キヤノン)
・ 携帯電話部品(松下)
・ その他、日用品・雑貨など
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<今後の動向>
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大手自動車メーカーが2005年までに、自動車1台に含まれるクロム量を1g以下にするとしています。また、海外ではオペル、ボルボ、フィアットが6価クロムフリーを宣言するなど、「有害物質」である6価クロムから安全な3価クロムへの転換が図られています。
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今後は、世界的に
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@ 有害物質をできるだけ使わない。
A リサイクルできるものを使用する。
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など、更に環境に配慮した「もの作り」が要求されます。
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※この記事は2001年10月時点のものです。
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