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白色系貴金属めっき(1)
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金は、貴金属の中でも黄金色の色調を持っています。貴金属とは、電気化学的に卑な金属に比べて、貴な金属(安定な)と呼んでいます。酸化しにくく、空気中で光沢を失いません。また、酸にも融けににくいし、自然界では単体として産出されます。ただ、産出量が少ない金属ということもあり、希有金属とも呼ばれることがあります。
今回は、当社で加工できる白系の貴金属について、ご紹介します。
表は、中学のころに見た周期律表の一部分です。白系の金属として、ロジウム、パラジウム、そして
白金(プラチナ)が、金(原子番号79)のそばに集まっています。このことは、白色系の貴金属の性質が、似ていることを表しています。装飾的的な意味での白さは、ロジウムが最も白く、次いで銀、白金、パラジウムの順に暗くなります。
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<ロジウム(Rh)>
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ロジウムは、王水(硝酸:塩酸=1:3)にも侵されず、化学的にきわめて安定の金属です。また、鏡面反射率が高く、硬さもめっきした場合には,Hv800〜1000と硬質くクロムの硬さに匹敵しています。ただ、王水にも溶解しないと言うことは、めっき剥離が難しく、バフ研磨などによって取り除くことしかできません。
ロジウムは、比較的簡単に電気めっきすることができ、均一電着性もよいので、白金より高価ですが、最も利用されている金属です。色調は、ニッケル、銀、ならびにパラジウムなどの白系金属に比べ、最も際だった白色を、持っている金属です。
したがって、装飾品、反射鏡などに、極めて薄いフラッシュめっきとして用いられています。通常、ニッケル、銀またはパラジウムめっき後に、0.005〜0.02μmを施しています。
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<白金/プラチナ(Pt)>
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白金は白金属系元素を代表する金属で、耐酸化性、耐熱性(融点1773℃)ともに優れた金属です。
ただ、白金めっきは、銀やロジウムに比べ色調が暗く、高価であるため、装飾用としては、ほとんど使われていません。
最近、プラチナの電鋳浴が開発され、詳細は不明ですが100〜200μmとかなり厚いめっきがされるようになっています。
白金めっきの用途は、電極としてのチタン(Ti)への白金めっきが広く用いられています。電解用の陽極として塩水の電解、ソーダ工業、金めっきやロジウムめっきの電極として使われています。最近では特に、家庭用のアルカリイオン水の電極として用途が拡大されています。ただ、チタン素材のめっき前処理が難しく、安定しためっきが得られませんが、当社では特殊な方法で安定した、耐久性の高いチタン上の白金めっき(0.02〜3μm)を行なっています。
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<パラジウム(Pd)>
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パラジウムは白金族中で最も安価ですが、耐蝕性はやや劣っています。装飾用としては、ロジウムに比べ、色調が若干暗いのが欠点といえます。最近では、装飾用のほか、電気接点(携帯電話の接触部へのパラジウムめっきが増えています。)など工業的応用注目され始めています。
めっき皮膜は、電着応力と水素ガスの吸蔵が大きいので、厚付けではクラックが生じやすい金属でもあります(ほとんどの白系の貴金属めっきは、電着応力が大きい)。
最近の話題に上がっている、金属アレルギー対策で、金めっきの下地としてのニッケルめっきの替りに、銅−スズめっきが用いられ始めています。この仕様に対し、より高級品で、耐蝕性を高めるために、光沢性の高いパラジウムめっきが施され始めています。
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これらの白色系の貴金属は、金と同様に価格は、山元建値によって毎日変動します。
お見積りの際は、当社の営業マンと充分な打ち合せを行なった上で、ご発注頂くようお願いします。
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この記事は1994年7月時点のものです。
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