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バレルめっきはすばらしい
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小物をラック掛けせずに、バレル(回転するタル状の容器)に入れてめっきし始めたのは、90年も前からです。この古くからあるめっき技術は、生産性がきわめて高く、電気部品などのめっきでは、外観、物性とも、非常に高いレベルに達しています。
しかしながら、装飾分野では、安かろう、悪かろうの先入観があり、バレルめっきの改善はあまり進んでいないのが現状です。俗に「ガラめっき」と呼ばれていますが、まさに「雑モノ用めっき」を象徴しています。
技術的改善によっては、バレルめっきは引っかけめっきを超えることも可能です。バレルめっき技術の特長は、引っかけを使わない、つまり生産性が高いという側面だけに目を奪われないで、たとえば小物部品に引っかけ目が残らない、めっき外観が均質で優れている、めっき厚みのコントロールが容易などの別の側面から長所を引き出すことが大切です。
めっき外観の改善は、素地研磨(バレル研磨)の検討を充分に行い、バレルめっきにあった条件を探るなど、やるべきことはたくさんあります。当社では、この課題に取り組み始めており、近い将来には「品質にはラックに引けをとらず、早い仕上げ、しかもお客様が納得いく価格」を実現しようとしています。
最近ではPL法の施行に伴い、ニッケルアレルギー対応、衣類の縫製に伴う検針器対応で、ニッケルめっきを使えない製品が増えています。当社にも、これに対応するバレルめっき加工の要望が急激に増加し、お蔭様でうれしい悲鳴をあげております。 |
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この記事は1995年7月時点のものです。
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