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青いニッケルめっき!?
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めっきの色は、金色系、白(銀)色系、黒色系の3色が知られています。また光沢、梨地、半光沢、そしてサテイナーというように、下地の粗さが異なることで、同じ金めっきでも色調が違って見えます。
金は金色、銀は白色というように、金属そのものにはそれぞれ固有の色がありますが、これは金属表面からの反射光の干渉によって、生ずるものです。しかし、金属表面の酸化膜の厚みにもよって、色調は変化します。今回は熱処理と金属の色の関係について、ご説明します。
鉄鋼(普通の鉄)の酸化は、加熱温度や時間によって変化するので、酸化皮膜の色、つまり地肌の色は、いろいろに変化します。このことを一般にテンパーカラーと言っています。同じ錆でも、ステンレスはさびにくくなるので、発色温度は普通の錆に比べ高くなります。
また、鉄鋼の酸化は加熱温度だけでなく、加熱時間によっても変化します。つまり、加熱温度と時間の掛け算によって、酸化皮膜の厚みが変化します。
これらのことは、無電解ニッケルめっきでも同じことが言えます。無電解ニッケルは、めっき皮膜を硬くするという理由で、めっき後に熱処理を施すことがあります。普通400℃前後で1時間熱処理を行うと,500Hv程度の硬さが、900Hv程度に上がります。
このときニッケルめっきの銀白色の皮膜は、褐色もしくは青色の間で変色します。500℃付近で青色または虹色、それ以上なると、グリーン色が得られます。ただ惜しいことに、熱の表面への影響がバラツクため、均一な色が得られません。芸術品として、ひとつとして同じものが無いといったような加飾には、使うことができると思います。
つまり、金属表面の熱による変色は、酸化皮膜の厚みの違いによります。従って、酸化膜の干渉色が出来やすい金属では、熱処理によって加飾が行えることになります。
酸化膜を作る方法は、加熱以外に、電解や化学的な、さまざまな方法があります。
デザインや色のことで、お困りのときは、こんなこともできるということを、知っておいてください。
次回は、電解発色で多彩で、かつ鮮やかな色が得られるチタンについてご紹介します。 |
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この記事は1996年2月時点のものです。
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