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めっきをするとネジが入らない!?
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ネジや軸と軸受けのようなかん合部品の場合、めっきを施すと時として、後で入らない事や入っても固いことが起こります。素材のときのはまり合いが、特にしっくりとしている場合に起こります。例えば、ネジのときには、次のようなことが考えられます。
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ネジの寸法精度や品質が原因している場合
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1.雄ネジと雌ネジのかん合の隙間がめっき厚みの2倍以下のとき。
2.雌ネジの中に切り屑やバリがあり、めっきが集中して析出したとき。
3.めっき前では、問題の無いバリがめっきがつくことで、硬く・強くなってしまったとき。
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めっきや素材の種類が原因のとき
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1.以前は亜鉛めっきで問題が無かったが、無電解Ni−Pに変えたら入らなくなった。
⇒亜鉛めっきは柔らかく、無電解Ni−Pめっきは硬い。仮に析出状況が同じであれば、柔らかい亜鉛めっきの方が入りやすい。
2.電気めっきと無電解Ni−Pでは、電気めっきの時には問題が無かった。
⇒電気めっきの場合ネジの谷間にはめっきが着きにくい。隙間は山の着いためっき厚みしか小さくならない(谷にもめっきは着くが薄い)。無電解Ni−pは均一に析出するために山と谷の隙間は双方からの析出で少なくなる。
3.素材が真鍮のときと亜鉛ダイカストの切削材では、真鍮のときは、スムーズであった。
⇒真鍮素材では、直接Niめっきが可能であるが、亜鉛ダイカストのときは、下地として銅めっきを厚く10μmは施す必要があり、その分厚くなる。かん合隙間は20μm小さくなってしまう。
4.アルミ素材のときはめっきしても、かん合の隙間が大きいように感じた。
⇒アルミの前処理で素材がエッチングされ、雄ネジは細くなり雌ネジは大きくなる。
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機械屋さんとめっき屋さんの考えの違い
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機械屋さんの場合、ネジは山と谷の深さの寸法、山と山の距離(ピッチ)を考えてかん合寸法を決めます。
が、めっき屋さんはめっきの厚みしか考えません。図面に指定された膜厚をめっきします。ただ、膜厚はバラツくので公差が必要になります。止り・通りゲージは、めっき前とめっき後について、2セット必要になります。また、これらのゲージを用いて管理するので、コストアップしますのでご了承下さい。
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素材、めっきの種類やめっき厚みによって、めっき時の管理が異なります。かん合を必要とする場合には、当社とよく検討した上でめっきの依頼をして下さい。
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この記事は1996年12月時点のものです。
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