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イオン電解水用電極

(めっき用不溶性電極の製造はヒキフネで)


  通常の金属陽極は電解液中で、表面に絶縁性の酸化皮膜が出来たり、溶解するのに対し、白金被覆不溶性チタン電極は、白金を使うので安定した性質を有しています。
 この白金陽極の溶解は極めて小さく、耐食性に優れているので、安定性を重要視するアノード電極用に広く使われています。

 イリジウムやロジウムも同様の性質を持ってはいますが、白金陽極ほど、いろいろな条件のもとで、陽極の耐食性、触媒特性等に、優れた性質を持つ金属はありません。また、チタンおよび白金は、歯科用や外科用として人体に使用され、安全性は実証されています。


(1)ヒキフネ独自のめっき処理による白金被覆不溶性チタン電極の特徴

    1. 白金皮膜の消耗量が小さく、長寿命の電極です。
    2. 均一電着性に優れ、安定した品質で供給できます。
    3. 図面があれば、素材から白金めっきまでお引き受けできます。
    4. チタンおよび白金は、高純度のものを使用しています。
    5. めっき加工でチタンの反りなどの形状変化はありません。
    6. めっき加工でターミナル、ねじ山のつぶれが発生しないので、ねじ付きのまま、めっき加工ができます。


(2)白金チタン電極の工業電解分野の用途

    1. 貴金属めっき用電極
    チタンのエキスパンドメッシュに3〜5μmの白金めっきを施した電極が用いられています。
    貴金属めっき工程の信頼度や、電極の加工に特に優れた特性を発揮します。

    2. 電気防食用電極
    船底や船体を海洋生物の付着を防止するために、海水中で船体をアノード(陰極)化にします。
    そのためにはカソード(陽極)が必要となります。
    カソードは海水中で長期の耐用年数を求められるので、厚めの白金めっきが必要であり、素材もチタンが用いられています。

    3. 次亜塩素酸発生用電極
    海水を電解して、次亜塩素酸ソーダをつくる目的で白金陽極を用います。
    酸化物焼成電極に比べ耐久性に優れた「白金めっきチタン電極」が広く使われています。

    4. その他
    海水淡水化、有機電解重合、および金属の電解洗浄用の電極としても、広く用いられています。


(3)白金めっき電極の用途別の膜厚と析出重量

用途 白金めっき膜厚 白金付き目重量
家庭用イオン水向け電極 0.3μm 5. 4g/m3
0.5μm 10.7g/m3
業務用イオン水向け電極 1.0μm 21.5g/m3
2.0μm 42.9g/m3
強酸性水向け電極 1.0μm 21.5g/m3
2.0μm 42.9g/m3
3.0μm 64.4g/m3

 


※ この記事は1998年5月時点のものです。


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