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当社で加工しているカメラのめっき(歴史)

 当社では、カメラ部品のめっきを加工しております。
 現在の主流はデジタルカメラの部品で、素材はステンレス・亜鉛ダイカスト・アルミダイカスト・真鍮引き物などです。めっきの種類は金色系(イエローゴールド・ピンクゴールド・シャンペンゴールド)、白色系(クロム・ニッケル・ユリジウム)黒色系(グレイ・ブラック)に分かれます。
 この三種類の色調の他に、光沢・つや消しの加工が組み合わせになります。つや消しにも、サンドブラストのような機械加工と、めっきによるつや消しとがあり、それぞれ表面の仕上がりが微妙に違います。
 そのほか、当社の特徴を生かしたハイプレート加工をロゴに使い、装飾性を高める仕様もあります。写真にありますK社のデジタルブラックカメラのロゴがHP仕様です。黒地にロゴが金色で盛り上がって表示されています。
 写真にありますカメラは当社で加工した代表的なものです。

A社(約20年前)の記念カメラ

 とくに記念カメラとして金めっきカメラがあります。このA社(約20年前)・N社(15年前)・C社(12年前)のカメラはいずれも、金めっきの厚づけ(3〜5μ)の高級カメラです。A社のカメラは皮部には鰐皮を使い、通常品はアルミ素材ですが、この記念カメラは銅素材で作られております。
 いずれも限定販売で、もう店頭では見かけることもできません。骨董品になったのでしょう。

N社(15年前)のカメラ

 C社の記念カメラはステンレス素材に金めっきをしたものです。全面が梨地調なので指紋あとがつきやすく、それを防ぐためにハードコート加工をしております。パーツの点数も多く色あわせに苦心をいたしました。
C社(12年前)の記念カメラ
 K社のデジタルカメラ(2002年)は、黒色の特徴ある仕様でした。カメラのめっきの黒色はめったに見かけません。大変好評でした。黒色のめっきは黒ニッケルめっきが代表的ですが、耐食性に問題が多いので、錫―ニッケル系の黒色めっきで加工しました。素地はステンレスで、ボディは梨地加工、付属パーツはヘァライン加工です。耐指紋性を考え表面にハードコート加工をしました。
 このカメラの表面処理の特徴は、カメラのロゴをハイプレート加工したことです。予想以上の見事な装飾効果になりました。
K社のデジタルカメラ(2002年)
  現在は、デジタルカメラのパーツのめっき加工が多く、主流は白色系です。クロムめっきが多いのですが、さらに銀色を求めてユリジウムなどの需要も増えております。変わったところではダーククロム(黒色系)があります。これも好評でさらに増加が予想されます。
C社のデジタルカメラ
 クロムめっきにも6価クロムから析出するものと、3価クロムから析出するものがあります。3価クロム(グレイクロム・ダーククロム)は環境対策用として開発されたもので、最近は6価クロムから3価クロムに移りつつあります。
 EC圏で有害物質を規制する厳しいローズ指令がだされ、まだ流動的ですが家電関係では6価クロムの使用が制限されそうです。

※この記事は2003年 10月時点のものです。


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