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プラめっきラインを新設しました

 当社は創業以来70年に渡り金属素材へのめっきを中心に事業展開して来ました。この度、お客様のご要望にお応えする形で、主にABS樹脂へのめっきラインを新設致しました。
素材は、ABSの他にPC(ポリカーボネイト)やPC/ABS複合材などにもめっき処理が可能です。
 当社は、今までのヒキフネレポートでも紹介してきました通り、シリコンウエハ、石英ファイバー、ポリプロピレンなどさまざまな不導体素材へのめっきを検討・量産化を行って来ました。それら先端分野での技術と金属素材への各種めっき技術を集積した形で、樹脂製品の品質向上、維持に努めております。
一般的には、硫酸銅浴による銅/ニッケル/クロムめっきを施しています。しかし当社では、「工程はよりシンプルに」が良いと考え、化学めっき後に直接電解ニッケルめっきを施しています。
 銅めっき皮膜を施さないことによるメリットは、次のようなことがあります。
*塩水噴霧試験などによる耐食性評価において、銅の緑青が吹き出さない。
*耐食性を向上させるために、何層・何種類ものニッケルめっきを施す必要がない。

⇒ 工程が多いと弊害も多くなります。(費用も嵩みます・・・。)

*リサイクル処理においてニッケル/クロムめっきの仕様の場合、
ステンレスの素材材料にそのままの状態で戻すことが可能です。

⇒ 環境面にも配慮しています。

(注)電磁波シールド、耐熱性などの問題があるものには銅めっきを施すことも可能です。

 また、プラめっき技術と、今まで装飾めっきで培った経験との組合せにより、光沢・梨地調・ヘアーラインなどの下地、金・銀・ロジウム・クロム(6価)・グレークロム(3価,白色系) 、ダーククロム(3価,黒色系)など様々な色調・外観に仕上げることも可能です。耐熱材を使用することにより、ハイフロン(PTFE分散無電解Ni-Pめっき)など、機能性を付与することもできます。
 品質面では密着性を再重要と考え、1日2回(朝と昼)に現品とダミーを用いて密着試験を行っています。また、銅めっきを挟まない仕様では特に電解ニッケルの応力や硬さが品質を左右します。この辺も従来から保有している管理技術によって安定した製品を得ることができます。
 また、樹脂は金型を用いて任意の形状に成型します。当社では電鋳金型も事業化しており、樹脂成型の面でもよりベストな商品化のお役に立てます。

※この記事は2004年 7月時点のものです。


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